Freddy Carrasco『WHEN ARE YOU COMING HOME』 | News | Gallery Tsukigime | ギャラリー月極

Freddy Carrasco『WHEN ARE YOU COMING HOME』

会期:2024年8月31日(土) – 9月15日(日)※月火休廊

開場時間:14:00 – 20:00(水/木/金/土) 13:00 – 19:00(日)

入場:無料

会場:月極

住所:〒152-0001 東京都目黒区中央町1丁目3-2 B1

HP:https://tsukigime.space

Instagram:@tsukigime.space

 

<Freddy Carrasco Solo Exhibition Opening Reception>

会期:2024年8月31日(土)

開場時間:17:30 – 23:00

入場:無料

会場:月極 & メグロネオン

Instagram:@tsukigime.space / @meguroneon

 

 

 

“フレディ・カラスコの世界初の個展
『WHEN ARE YOU COMING HOME』”

 

この度、ギャラリー月極ではカナダ・トロント出身のドミニカ系アーティストであるフレディ・カラスコの世界初の個展『WHEN ARE YOU COMING HOME』を、8月31日(土)から9月15日(日)の会期で開催致します。

 

現在、東京が拠点の彼の活動はグローバルであり、その表現方法もマンガ、イラスト、写真、彫刻、音楽、絵画など多岐に渡る。そんな彼を語る上で欠かせないのが、数々の賞を受賞したことで注目を集めたグラフィック・ノベル『GLEEM』。そこに描かれた彼のドミニカ生まれトロント育ちというルーツと、アフロ・ラティーノとしてのアイデンティティから生まれたアフロ・フューチャリズム的思想、そして東京での生活と経験から得たサイバーパンクな雰囲気が融合した世界観は、多くの企業やクリエイターに評価され、様々なコラボレーションを実現してきました。

 

アニメーション業界でいえばPixarやCartoon Network、ファッションシーンでいえばNIKEやFragment。最も記憶に新しいものでいえば2023年に行われたカニエ・ウエストとのコラボレーション。そのどれもが「COOL」と称賛を得てきたのです。

 

しかし、それらのコラボレーション以降、彼はひとつの欲求に駆られました。ただ「COOL」と称され消費されるための絵を描くのではなく、人間性に寄り添い、そこから生まれたアイディアを、自分自身のフィルターを通してアートとして表現したくなったのです。

 

その考えをもとに、絵を描きはじめて約2年が経ちました。大きな仕事をしなくなった今、家族や友人たちは彼にこう問い掛けるようになったのです。「WHEN ARE YOU COMING HOME(いつ帰ってくるの?)」。

 

本個展は彼にとっての本当の「HOME」を探すことが目的であり、それらのへの回答を描いたもの。誰のためでもない。自分自身に問いただすように描いていたもの。正解かはどうかわからない。しかし、彼は、どんな些細なことでも全てが因果的に繋がっていると信じて絵を描いているのです。

 

フレディ・カラスコの初の個展『WHEN ARE YOU COMING HOME』を経て、彼が導き出す「HOME」とはなんなのか。今までの表現を捨て去り、新たに歩きはじめたフレディ・カラスコの作品たちを、ぜひ皆様にご高覧頂けますと幸いです。

 

 

 

[Artist Profile]

Freddy Carrasco / フレディ・カラスコ

 

カナダ・トロント出身のドミニカ系で、東京を拠点に活動するビジュアルアーティスト、作家、ミュージシャン。アニメーション業界で言語表現を学んだ後に発表した複数の受賞歴もあるグラフィックノーベル「GLEEM」は、Freddyが日本の田舎のキャベツ農場で働きながら1年を費やし原作・原画した。「GLEEM」発表後にはオルタナティブで独自の形での表現を追求。Freddyの取り組みはコミック、イラスト、絵画、写真、彫刻や音楽など多分野な要素が含まれ、表現の中でアイデンティティや精神の親密さの深部まで踏み込む。ドミニカの田舎で生まれ、トロントで育ち、東京で活動をバックボーンに、文化を正しく理解し交差的に作品へ反映する。日本文化とアメリカ文化から受けるインスピレーションと、アフロ・ラティーノ(Afro-Latino)としてのFreddyの経験、奮闘や功績が彼の創り出すもの全てと共鳴している。自分自身への理解の深さや発見がFreddyの芸術を形成する。Freddyの芸術のコア部分には作品が持つ「変革する力」への期待が込められていて、痛みや奮闘をさらけ出すことで、この多様社会の中で人々の間に共感とつながりを作り出している。脆さを正直に表現することにより、人々を分ける溝を埋め、反省や理解のきっかけを与える。

 

<過去の主なコラボレーション>
ミュージシャン:Kanye West (2023)、Balming Tiger(2022)、Ecco2k(2022-current)、Gliiico(2021-current)
ブランド:Nike(2019, 2022)、Jordan(2022)、Fragment x Maserati(2021)、Spotify(2021)、032c(2021)、Armani
(2020)、Carhartt(2019)
アニメーション:Pixar(2022)、Cartoon Network(2017-2019)

 

 

 

[Artist Comment]