MATSUZONO RYOSUKE | Exhibition | Gallery Tsukigime | ギャラリー月極

MATSUZONO RYOSUKE
"やめられないしもどれない"
@OKYAKU [Curation by TSUKIGIME]
2022/11/19 〜 2022/12/04

この度、OKYAKUでは本年6月24日から7月9日の日程で、OKYAKUのキュレーションを手掛ける東 京のギャラリー・月極で開催されたペインター・松園量介の展示「やめられないしもどれない」 の巡回展を執り行います。

松園量介はこの数年、ほぼ毎日のように制作し、SNSで作品を発表を続けている。コロナ禍にお いてもその筆を休めることなく独自のスタイルを追求している。今までのイラストレーションとは 異なったペイントスタイルでの制作は、当初は行動制限によるストレス解消の為の気分転換だっ たという。面白半分で始めたこの制作が思わぬ事にある種の快感となり、さらに筆を突き進める うちに、そもそも絵を描き始めた20年前と今、こうやって描いているスタイルは本質が近いので はないかと感じ楽しくなってる、と自身のキャリアを振り返る。

作家の描く作品は一見、色彩豊かでポップな印象だが、同時にそのモチーフ達のうねる姿にどこか 生々しい生命力を感じる。わざと資料を一切見ずに制作するそのモチーフ群は、どこか、外部か ら情報をインプットした内なる細胞を、自身の身体だけで写し取っているかの様にも感じられ る。

月極での展示から約5ヶ月。作家のSNSを毎日彩る作品達は、まるで別の作家と見まごうほどに作 風は様々な表情を呈する。どこかトライバルで、ファッショナブルで、グラフィカル。日々繰り返 されるアップデートを、好評を博した月極のラインナップに加えて展示致します。

是非、この機会に日々変化を続ける作家のひとときをご覧になっては如何でしょうか。

 

[Profile]

松園 量介(マツゾノ リョウスケ)

1984年生まれ、長崎県出身。2002年より制作活動を開始する。雑誌、本の装丁な どにイラストレーションを提供すると共に、原画展示もコンスタントに企画し発 表を続け、現在も都内を中心に活動中。今までの画用紙と淡いカラーインクや水 彩絵の具から、その表現の幅を広げるべくアクリル絵の具やキャンバスなどの新 たなメディアでも作品の発表を予定している。

作家HP: https://www.matsuzonoryosuke.com/
作家Instagram: @matsuzonoo

主な展示歴
2021年8月 神楽坂かもめブックス 原画作品展示 個展
2022年4月 原宿ギャラリールモンド 原画作品展示 個展