この度、月極ではペインター“松園量介”の個展「やめられないしもどれない」を6/24より開催いたします。松園量介はこの数年、ほぼ毎日のように制作しSNSで作品を発表を続けて きました。コロナ禍においてもその筆を休めることなく独自のスタイルを追求しています。 今までのイラストレーションとは異なったペイントスタイルでの制作は、当初は行動制限に よるストレス解消の為の気分転換だったといいます。面白半分で始めたこの制作が思わぬ事 にある種の快感となり、さらに筆を突き進めるうちに、そもそも絵を描き始めた20年前と今 こうやって描いているスタイルは本質が近いのではないかと感じ楽しくなってる、と自身の キャリアを振り返ります。松園の描く作品は一見、色彩豊かでポップな印象ですが、同時に そのモチーフ達のうねる姿にどこか生々しい生命感を感じることも出来るでしょう。驚くこ とにそのモチーフ群は、わざと資料を一切見ずに制作するのだそうです。それはどこか、外 部から情報をインプットした内なる細胞を、自身の身体だけで写し取っているかの様にも感 じられます。本展は大型キャンバス作品を含む、作家キャリアの中でも大規模な展覧会にな ります。是非この機会に松園量介の世界をご高覧頂けますと幸いです。 == 松園 量介(マツゾノ リョウスケ) 1984年生まれ、長崎県出身。2002年より制作活動を開始する。雑誌、本の装丁な どにイラストレーションを提供すると共に、原画展示もコンスタントに企画し発 表を続け、現在も都内を中心に活動中。今までの画用紙と淡いカラーインクや水 彩絵の具から、その表現の幅を広げるべくアクリル絵の具やキャンバスなどの新 たなメディアでも作品の発表を予定している。 作家HP: https://www.matsuzonoryosuke.com/ 作家Instagram: @matsuzonoo 主な展示歴 2021年8月 神楽坂かもめブックス 原画作品展示 個展 2022年4月 原宿ギャラリールモンド 原画作品展示 個展